2011-01-01から1年間の記事一覧

「未来を生きる君たちへ」★★★★☆

デンマークの女流監督スサンネ・ピアによる今年のアカデミー外国語映画賞受賞作。 彼女の「悲しみが乾くまで」が結構好きだったので、少なからず期待していたのですが、淡々と静かに、でも人間の内面を描き出す手法は健在で、やっぱり観て良かった!と思える…

「サンザシの樹の下で」★★★☆☆

これも結構前に観たなあ~。 期待してなかった割に、ひと時も目が離せず、途中から涙が止まらなくなってしまった作品。 自分が年取ったことを実感したな~。 チャン・イーモウ監督が、文革時代の悲恋を綴ったコテコテの清純派ラブロマンス。 ヒロインはオー…

「スリーデイズ」★★★

何と!前回の記事から3カ月ぶりの更新。 確かに忙しくて、家でPC開く気力がなかったとは言え、もうすでに忘れ去られた感のある当ブログ。 映画鑑賞自体ままならず、やっとこさ観た作品がこれ。 オリジナルのフランス映画「すべて彼女のために」は未見ですが…

「テンペスト」★★★☆☆

今から12年前に「タイタス」を観てから、舞台演出出身のジュリー・テーモア作品は気になる存在。 全部を観ているわけではありませんが、残酷な復讐劇で目を逸らすシーン連発だった「タイタス」が今でも強烈に頭に残ってるんですよね。 で、彼女が久々に同じ…

「パラダイス・キス」★★☆☆☆

これは、向井理を大画面で観たい!というだけの理由で選んだもの。 土曜日、渋谷の劇場は高校生~大学生くらいの若者で、かなり盛況でしたね。 やっぱり彼らには、こういうマンガ原作のポッピーな感じの軽い作りがウケんでしょうか。 向井理、予想に違わず、…

「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」★★★★☆

梅雨も明け、まさに夏本番!といった感じのこの頃。 暑さと忙しさにかまけて、ブログUPどころか映画鑑賞もままならなかった私。 1か月以上も更新してないじゃないですか!? これはイカン!というわけで、この間に細々と観た映画のレビューを久々に綴ります…

「ザ・ファイター」★★★☆☆

これも大分前に観たから、何となく鮮烈な印象が薄れちゃってるな…。 カメレオン俳優のクリスチャン・ベイルがアカデミー助演男優賞を受賞。 実在のボクサーと、元チャンピオンである兄貴との絆を描いた感動作(って言っていいのか?) 正直、ボクシングを題…

「抱きたいカンケイ」★★★☆☆

飛行機の中で見逃したエンディング。 お決まりのラブコメディだは思いましたが、監督が「ゴースト・バスターズ」のアイヴァン・ライトマンじゃありませんか?!これは観るべし!ということで、劇場へ。 男性と「付き合う」ことで、心身ともに拘束されるのを…

「4月の涙」★★★☆☆

正直言って、こういう重た~い内容の映画を観るような精神状態ではなかったのですが、チケットを頂いたのと、「この映画観れば、自分の境遇はマシだと思えるかも」という非常に後ろ向きの理由で鑑賞~。 1918年、内戦下のフィンランドを舞台に、敵同士である…

「わたしを離さないで」★★★☆☆

イギリス映画とキーラ・ナイトレイ好きのワタクシForestとしては、見逃せなかった本作。 にしても、公開からずいぶんと時間が経ってからの鑑賞となりました。 ネタばれになるので、核心に迫ることはできないのですが、主人公の3人に漂う何とも言えない諦念感…

「英国王のスピーチ」★★★☆☆

うわ~、2か月くらい更新してない…。 もはや忘れされた感のあるブログですが、このまま腐らせるのも勿体ないので、久々にメンテナンスを! 映画を観る機会がなかったのも事実ですが、まとめて何本かレビューします。 日本人の英国王室好き、アカデミー賞複数…

韓国で刺身

既に1か月近く前のことですが、ソウル出張へ行ってきました。 寒さもやや和らぎ(と言っても、最低気温は辛うじてプラスという程度)多少動きやすくなってきたか? 初日の夜の待ち合わせ場所は、新村。 学生街とだけあって、安い焼肉屋が林立することで有名…

香港出張2011

震災の後、計画停電やら余震やら放射能漏れ騒ぎやらで、都心の生活も落ち着きません。 同業他社の中には、出張をキャンセルされる方もいて、Forestも正直「どうしようかな~?」という心境だったのですが、日本にいたとしても状況は変わらないだろうし、むし…

「キュレーションの時代」

ITジャーナリストの佐々木俊尚氏は、ツィッターの世界ではとても強力な発信者です。 Forestも何のきっかけでフォローし始めたかは忘れましたが、今回の震災がきっかけになり、より頻繁に彼のつぶやきを見るように。氏の最新著である「キュレーションの時代」…

「ブラック・スワン」★★★☆☆

1か月ぶりの更新になりました。 この間、色々とありましたね…。 もちろん、その最たるものは「東北関東大震災」なわけで、直接の被災者ではないForestも、人生最大の揺れを経験し、通勤困難者になったりして、ブログに向かう気分にすらなれなかった(涙) 映…

「ヒアアフター」★★★☆☆

またまた、お久しぶりのUPになってしまいました^^; 久々の映画はクリント・イーストウッド監督の「ヒア アフター」。 予告編を見た時から何となく気になってた作品。 マット・デイモン演じる元霊媒師、バカンス先で津波に襲われ、臨死体験をしたフランス…

「再会の食卓」★★★☆☆

台湾に逃れた元国民党兵士の夫と行き別れた妻。 その後、台湾、上海とそれぞれの地で家庭を持っていた2人が40年ぶりに再会する。 元夫は妻を台湾に連れて帰ろうとするのですが…。 ベルリンの銀熊賞(最優秀脚本賞)を受賞したそうな。 同監督の前作「トゥヤー…

久々の読書会 「Share(シェア)」

読書会に超~~~不定期参加しています。 土曜日開催が多いので、なかなか都合が合わずに、何と今回は半年ぶりの参加です^^; 今回の課題本が書店に平積みしてある話題作だったので、この機会に読んでみるか!と一念発起。 火曜日にやっと購入し、土曜日の…

「ヤコブへの手紙」★★★★★

フィンランドからやってきた珠玉の名作。 セリフ、尺、登場人物、音楽…を必要最低限に削ぎ落とし、徹底してミニマルな作りを貫いている。 しかし、わずか75分の中に、人生、生きる意味が凝縮されています。 罪を犯し、終身刑に処せられていたレイラは恩赦を…

再び、タロット!

Forestの中高時代の友人Sさんのママは、タロットの学校を修了され、プロとして活動出来るほどの読み手です。 最後は南フランスの修道院まで行かれて、修了されたほど。 その時、滞在していた元修道院のホテルで、ママは昔の白装束の修道士たちを見たとか…。 …

「キック・アス」★★★☆☆

数少ないブログ読者の一人から「最近更新されてないけど、大丈夫?」というご心配の声を頂き、2週間ぶりに管理者ページにログイン! 「毎日更新!」を今年の目標に掲げたのに、2011年2カ月目で既に挫折…。 「こりゃイカン!」というわけで、今日から気持ちも…

「ノルウェイの森」再読

映画を観てから、原作の人物設定などが気になって、再読。 何せ20年ぶりですからね。殆ど内容を覚えてなかった…^^; Forestは全作を読破しているような熱烈な「ハルキスト」ではないのですが、いやはや、恐れ入りました。 忘れてたけど、「ノルウェイの森…

「愛する人」★★★★☆

何度か予告編は観ていたけど、実際に映画館で観る予定はなかったんですよね。 でも、ネットでのレビューと評価がかなり良くって、行ってみることに。 14歳で生んだ娘を養子に出した母親とぎくしゃくした関係を続けながら、いつも娘のことが心から離れないカ…

ベルリン国立バレエ「シンデレラ」

前述した「チャイコフスキー」の先駆けて、マラーホフ振り付けの「シンデレラ」を観てきました。 こちらは、エコノミー席で5000円。こっちが本来のForestの鑑賞スタイル♪ 当然、席は東京文化会館の5階席。Districted Viewです。 「シンデレラ」を観るのは初…

マラーホフ in 「チャイコフスキー」

知人にご招待頂いて、ベルリン国立バレエ団の「チャイコフスキー」を観てきました! 天井桟敷が定席のForestにとっては、初めての東京文化会館S席!いやあ~、オペラグラスが不要なくらいのナイスビューを体験しました。最初で最後かも^^;と思うと、その…

「ソーシャル・ネットワーク」★★★☆☆

実はForet、海外にいる友人たちに勧められて、かなり初期段階のフェイスブックに登録したんですよね~。 全く活用出来ていないForestが、この映画について行けるのか? IT企業の内紛劇でもあり、青春ストーリーの体もあり。 こういった類をデビット・フィン…

香港旅行記~靴を探して三千里~

友人の目的は、日本では中々見つからないサイズの大きな靴を香港で買うこと! それもClarksをご指名だったのですが、人疲れした我々は、まずお茶を飲むことに。 グランドハイアットに移動し、ちょっと一息。 Forestもですが、友人はホントにお茶するのが大好…

香港旅行記~たった一日の香港観光~

3泊4日と言えど、フライトの関係上、中たったの2日という弾丸ツアー。 その内、1日を広州に費やしてしまった我々は、最後の1日を充実したものにすべく、朝から行動開始。 九龍島側に泊っていたのですが、地下鉄でセントラルへ移動~。 タイムズスクエアとい…

「バーレスク」★★★☆☆

実はForestの2010年、見納めの映画はこれだった! 「今頃、UPかい?!」という声が聞こえてきそうですが、もう時系列とか関係ないですから、映画のレビューは!(と、開き直り!) 年末にパ~っと、華やかな映画を観たかったんですよね。 確か31日に観たんじ…

「アンストッパブル」★★★★☆

化学物質を大量に積んだ無人貨物列車が暴走し、未曾有の大惨事が起こりうる危機的状況。 勤続28年目のベテラン機関士と、新米の車掌が、命がけで暴走列車の停止に挑む!という非常に分かりやすいアクションドラマ。 まずは99分という短尺が良い! そして「ア…