「タイムマシーン」に乗って

2年半ぶりのソウル。

約1週間の滞在で食べ残したものは何か?と考えた時に、

前職で10年前にソウル駐在した時、体重が5~6キロ増えたくらいハマった

「チメッ(チキン&メクチュ(ビール)」が無性に懐かしくなった。

 

最後のMTG相手に「夕食何か食べたいものがあれば・・・」と聞かれて、

迷うことなく「チキン!」と答えたForest。

正直、チキンは飲み会後の2次会なんかで良く行く店で、お相手(制作会社の社長2名。相当なお金持ちと思われる)は「え?そんな安いもんでいいの?」と恐縮していた様子だったけど、ここはForestのわがままにお付き合い頂くことにする。

 

「チキンだったら、ここから歩いていける所にタイムマシーンっていう、ソウルで2番目くらいに美味しい店があるけど、そこどうですか?」と。

(※「2番目」といのは、韓国人は各々が「この料理はここが一番」という店を持っているため、「一番じゃないけど、美味しいよ」というニュアンス)

え?!「タイムマシーン」!?

それ、10年前に勤めていた前職のソウル事務所があったビルの真裏だよ!

残業終わりによ~く食べに行っていたっけ。

あのお店が徒歩圏とは!

「はい!ぜひそこ行きたいっす!」と勢いよく答えるForest。

 

途中、芸能人の事務所なんかがポツポツある、ハクトン洞(日本で言うと表参道とか、青山って感じなのか?)をぶらぶら歩いてると、目の前には懐かしの「タイムマシーン」が!

 

これは「韓国の明石家さんま?」、ユ・ジェソクの事務所。

 

しばし思い出に耽るForest。

「すいません、ちょっと浸らせて下さい」って言ったら、連れて行ってくれた方々が笑ってたわ(笑)。

 

そうそう、この店。

トイレも店の外で、ペーパーもないような小汚さなんだけど、お味は確かなのだ。

何よりもこのお高いエリアにあって、この付近だけ時が止まったような昔懐かしさ。

当時一緒に働いていた仲間たちと、何度ここに通ってクダを巻いたことか。

(クダを巻くという行為は、昔から変わっていない)。

 

そんでもって店の名前が「タイムマシーン」なのだ!

正にこの日、Forestはタイムマシーンに乗って、10年前にトリップした。

その時は2022年に別の会社で働いてて、PCR検査やらビジネスビザやらが必要な出張に来るとは夢にも思ってなかった。

 

あ、肝心のチキンの味は、昔と変わらず。

特に刻み青唐辛子が練り込んである「ヤンニョム」が美味。

客の会話にいつの間にか混じってくるおばさんも健在。

 

またソウルに来たら「タイムマシーン」に乗りに来よう。