「Flowers フラワーズ」★★★☆☆
資生堂・TSUBAKIのCMに出てくる女優さんたち勢ぞろいの映画…というのが第一印象。
これだけの美女を一度に集めたキャスティング努力は素晴らしい。ついでに出演料もすごかったのでは??と憶測してしまった^^:
目当ての映画が終わっていて、時間合わせに観た作品ですが、なかなか良くまとまってました。
劇場は中高年層のお客さんばかり。
Forest、前知識を何も入れないで行ったのですが、3代に渡る母娘の物語でした^^;
実年齢が25歳と一番若い蒼井優が、昭和初期の見合い結婚させられる1代目を演じていたのが面白い。
彼女は顔が地味なせいか、こうした白黒の写真の中にしっくりと溶け込みますね~。
この中では最年長(42歳)の鈴木京香と蒼井優を除く4人は、ほぼ30歳と同世代なのは意外でした。
竹内祐子がどうしても好きになれないForestですが、やはりこの作品でも彼女独特のわざとらしい演技がさく裂で、「やっぱり、この人ダメだわ~」と心の中で呟いちゃいました^^;
対して出版社に勤める男勝りの編集者を演じた田中麗奈ちゃんは、彼女のちょっと気の強そうな風貌と闊達としたキャラクターがピッタリ。生き生きと演じてましたね。
彼女の出世作「がんばっていきまっしょい」を思い出して、「良い女優さんになったなあ」と一人感動。
鈴木京香、この中では一番綺麗な女優さんだと思っていましたが、役柄が「未婚の母」だからなのか?どうもヤサグレちゃった感があって、大画面で見た時「ああ、歳取ってるなあ」と。
実年齢42歳だし、女優さんなんだから色々とお手入れをすれば、まだ全然イケる歳なんですが、彼女は若い時から歳よりも落ち着いて見えていたからなあ。
ここに来て一気に老けこんでしまったのか???
全く期待してなかったし、正直どうでもいい内容なんですが、なんとなく最後泣いちゃったんですよね。不覚にも。広末涼子が子供を自転車に乗せて坂道を走ってるシーンなんですが、「ああ、みんなこうやって育てられてきたのね」と思っちゃって。Forestもかなり大きくなるまで、母親の自転車の後ろに乗ってましたので(近所のおじさんに良くからかわれていました^^:)自分の母親とも重なってしまったんでしょうね。
それにしても「女性は母性があって、初めて輝くものだ」というテーマがありありで、すっごい男性目線の映画だなあと思いました。未婚&子無しのForestには少々キツかったかな~。
やっぱり日本はまだまだ、こういう考えのお国なんですね。