「オーケストラ!」★★★☆☆
オーケストラというテーマ、そして落ちぶれた元天才指揮者の復活劇、フランスで大ヒット…とくれば、クラシック好きの中高年日本人が大挙して押し寄せるのも当然!
土曜日16:30~の回は満員御礼。そして朝から2回も立ち見が出るほどの大盛況ぶり。
いや~、久しぶりに満席の映画館を見たような気がします。
中学高校とオーケストラに所属し、バイオリンを弾いていたForest。中でもチャイコフスキーは大好きな作曲家です。物語は、チャイコのバイオリンコンチェルトに魅入られた元天才指揮者が、再び晴れの舞台を踏むまでのいきさつを、かなり無理のある(?)展開で描いていきます。
予告編を見てForestも期待しすぎていたのですが、正直言って「なんだかな~」って感じでした^^;
「こんなに上手く事が運ばないだろう~」とか「おいおい、ロシア人ってそんなにいい加減なのか?」というツッコミを入れること数回。
だって、30年間、オケから干されて全く違う仕事をしていた元団員達が、一人として反発なくパリでの演奏会の話に乗るし、全員分の偽装パスポートを空港で作ってたり(ありえん!)、現地でもリハなしですよ!コンチェルトなのに何でソリストとすら合わせない!?
そんな中でも特筆すべきはバイオリニストを演じたメラニー・ロラン。彼女がキレイすぎ~。バイオリンを弾く姿はイマイチでしたが、ともかくキレい!いかにもパリジェンヌって感じ。「イングロリアス・バスターズ」にも出てたらしんですが、未見なのですよ。
そんな彼女とオケのメンバーには、ある隠された秘密の関係があるのです。
それがコンチェルトと共に明かされるエンディングこそが、一番の見どころですね。
実は最近、いっつも映画を観てる最中に寝てしまうForest^^:
今日こそは体力も温存しての臨んだのですが、やはり途中で撃沈してしまいました。
間一髪、クライマックスには間に合いましたが。
そんな中途半端な見方をしてたくせに、最後は泣いてしまった。
単純ですね。
一緒に観た友人にForestが撃沈した処を確認しましたが、案外大したことない部分でした。ホッ!
それにしても、このままでは映画恐怖症になってしまうわ~。
いつになったら映画を眠らずに観られるのだろうか…?
昨今の課題なんですけど(涙)