「インセプション」★★★★☆

鑑賞後、既に3週間以上経ってしまった今、映画の詳細なストーリーが思い出せなくなってしまっている(汗)。

いんせぷしょん

ま、細かいことはさておき、こんな複雑なお話を考え出せちゃう監督・脚本のクリストファー・ノーランは、やはり常人ではないと思います!

レオ様演じるコブは、他人の夢の中に潜入してカタチになる前のアイデアを盗み出す企業スパイ。そんな彼の元にサイトーと名乗る人物から危険な依頼が舞い込む。それは、これまでのように盗み出すのではなく、ターゲットの潜在意識にあるアイデアを植え付ける“インセプション”というものだった…。

…と、これだけでも「どんなストーリーなのか?」想像不可能ですよね???

代休を貰った平日の昼間に観に行ったのですが、客席はホボ満席の大盛況!

やはり渡辺謙効果なのか?

60代以上の男性や老夫婦と思われるカップルが多く、彼らにこの複雑怪奇なSFドラマが理解されたどうかは疑問ですが。

レオの奥さんを演じたマリアン・コティヤール、良かったです。

彼女は「NINE」の時も、あまたの大女優たちの中で一番目を引く演技をしていましたが、フランス映画だけでなくハリウッドでも存在感を発揮できる女優さんですよね。

我らが謙さんですが、良く頑張っていたと思います。

日本を飛び出して、英語で演技する世界でスターと渡り合ってるだから、大したもんです。

彼はスタイルが良いから、レオ始めとする西洋人と並んでも、引けを取らないんですよね。

かつての「独眼竜正宗」がここまでになったか…と思うと感涙です。

映像的には驚きの連続で、クリストファー・ノーランの奇才ぶりが炸裂!

「ここは夢か、現実か?」と思わせるエンディングも見事でした。

何よりも2時間半近く、このForestが一度も眠くなることなく、画面に釘づけにされていたことが、作品の素晴らしを物語ってます。