「リリィ、はちみつ色の秘密」★★★☆☆

映画サイトのレビューでは絶賛されていながらも、全くこの映画の宣伝というものを見ませんね(汗)。都内はシャンテだけの上映にも関らず、劇場は1/3も埋まっていたかどうか???

リリィ

ダコタ・ファニングという芸達者な少女に興味はなかったのですが、あまりに観た人の評価が高いので気になっていた作品。

舞台は差別が色濃く残る60年代のアメリカ南部。幼少期に誤って母親を撃ち殺してしまい、ずっと胸に痛みを抱えたまま育った14歳の白人少女リリィが、ひょんなことからめぐり会った養蜂家の黒人三姉妹との交流を通じて、成長していくひと夏の物語です。

驚くべきは、製作費が非常に限られていることを監督が説明し、俳優陣がノーギャラでの出演を快諾したという事実。ダコタ始め、アカデミー女優のジェニファー・ハドソンポール・ベタニー(「ダ・ヴィンチ・コード」で、色素が薄い聖書者を演じていた彼)、アリシア・キーズなど、蒼々たる面々が出演しています。

レビューが良かったので期待しすぎていたせいか、そこまで感動するっていう感じではありませんでしたね・・・。ああ、心が病んでしまっているのでしょうか?私。子供の頃の純粋な気持を忘れてしまったのかしら?

黒人3姉妹の長女オーガストの、誰でもを包み込むような温かさ・母性には惹かれました。私もああいう女性になりたいです・・・って、彼女を演じた女優さん、私と歳変わらないんですけど!30代の若さであの貫禄は一体???

ダコタちゃんは麻薬にも溺れることなく、今のところ順調に成長してますね。第二のナタリー・ポートマンとなれるのか?まだ14歳、期待しましょう~。