「ロックンローラ」★★★☆☆

マドンナの元夫、ガイ・リッチー最新作。「ロック・ストック~」もピンと来なかった私には、コロコロと転がっていくお話に付いていくだけで精一杯だったような。「ジェラルド・バトラー主演で舞台がロンドン」というのは、大いに魅力的ですが。

ロックンローラ

ロシア・マフィアの台頭など、新しい波が押し寄せつつあるロンドン裏社会の実情を背景に、活況を呈する不動産ビジネスで一儲けをと企む有象無象が入り乱れて繰り広げるクライムアクション。テンポが良すぎて話を追っかけるのが大変~。色んな人が出てきて、色んな場所で色んなことをしたり、場面が「シュッ!」っと変わりすぎる(これがスタイリッシュってことなのでしょうか?)ので、疲れちゃいました。ふう~、歳なのかな~。

あ、ひとつ収穫は「ワールド・オブ・ライズ」でメチャクチャカッコいいシリアの裏番人ハニを演じていた、マーク・ストロングにお目見えできたこと!「あれ~、この顔どっかで見たぞ~」と思っていたのですが、彼がハニであることに気づいた時は衝撃(大袈裟だけど)が走りましたね!まだ「ワールド・オブ・ライズ」観ていない方は是非!って違う映画のレビューになってしまいましたが。

ガイ・リッチーも「一刻千金を狙うチンピラたちが繰り広げる珍騒動」というテーマから外れないと、マンネリ化してしまうと思うけどね。ここはダニー・ボイルに習って、ロケ地を思いっきり特殊な海外に移してしまうとかどうなんでしょ?日本で撮るとかね。案外ありだと思うけどな~。