アジアン・フィルム・アワード

HFMの最中には、今年で第4回を迎える「アジアン・フィルム・アワード」の授賞式も行われました。

中華圏のみならず、広くアジアの作品が受賞大賞となり、もちろん日本からもノミネート作品あり。

会場に行くまでのプロムナードは、両側にフラッシュを浴びせ掛けるカメラマン達の写真が。ここを歩くと誰もがセレブ気分を味わえるという仕掛けになってます。ま、どちらにせよ小芝居なんですけどね(笑)。

香港あるいは台湾を代表するスターが達が、プレゼンターとして続々登場。

司会の一人は、韓国人女優ハン・イェスル。在米韓国人の彼女は英語がネイティブということで、抜擢されたようです。(写真、撮り忘れた…)

こちらは日本でも大人気の台湾アイドルグループ「飛輪海(フェイルンハイ)」のウーズン。

DSC01514.jpg

「パレード」でノミネートされていた行定勲監督と一緒に登場した、ビビアン・スー

DSC01515.jpg

日本語の通訳も兼ねて彼女が出てきたと思うですが、しばらく活動の場を香港・台湾に移していたこともあってか、かなり日本語力が低下してました(笑)。今回、フィルマートで試写されていた2作品に出演していた彼女。やっぱり可愛いですね~。昨今では東方神起を始め、日本語をマスターして市場に進出してくるアジア人スターが珍しくないけど、ビビアンは正にその先駆け。せっかく身に付けた日本語は、是非キープして頂きたいものです。

お次は、「インファナル・アフェア」シリーズで若かりし頃のアンディ(の方だっけ?)を演じたニコラス・ツェー

彼を初めて見たときは、25歳前後の若手俳優でしたが、今や一児の父となり、すっかり大人の貫禄が…ってそうでもないか。しかし、彼の世代で完全にストップしてますね、香港映画界は!この後に続く若手を永らくお見かけしておりません。

今回は「Bodyguard and Assasins」という映画の助演男優賞を受賞。未見ですが、かなり汚れ役を熱演してる模様。

DSC01516.jpg

そしてダニエル・ウーです。

彼は私が香港映画NO.1と思っている「美少年の恋」で鮮烈なデビューを飾りましたね。

もう10年くらい前のことかな~?

幼い頃にアメリカに移住した彼は、久々に訪れた地元・香港でスカウトされ、そのまま俳優の道へ。

その後は香港映画界を代表するスターとなってる感があります。でも、彼もニコラスと一緒。

「またダニエル・ウー?」と思ってしまうほど、多作なんです。そしていつまでも若手のまま。

ずっと新入社員が入ってこないから、下っ端から抜け出せない10年目の社員みたいなもんか?

DSC01508.jpg

別件があったので、最後まで見られなかった授賞式でしたが、映画祭らしく華やかな場でした。

それにしても登壇した男優、女優たちの英語が上手なこと。

英語圏で育った人が多いとは言え、日本人の英語ベタってアジアの中でも傑出していると思う。

今までは経済力、技術力でカバーできていたけど、これから日本人がグローバルに活躍するのはホントに厳しいでしょうね。共同製作の作品が増えていくにつれて、日本人の発言権は低くなっていくような。頑張れ、日本人!