禅寺~永平寺

2日目観光のハイライトは、760年の歴史を持つ、曹洞宗大本山永平寺」の参拝。今でも約220名の「雲水(うんすい)」と呼ばれる修行僧達が、日々座禅を中心とした修行に励んでいます。彼らにカメラを向けることは禁じられているので、写真はありませんが、本当に若い、20代そこそこの青年達でした。

永平寺

参拝客の案内も雲水がしてくれるのですが、さすが厳しい修行を行っているだけあって、顔つきが違います。廊下もピッカピカに磨き上げられていて、毎日掃除している姿が目に浮かびました。

「修行僧の生活」というビデオを見たのですが、彼らは「畳一帖」で生活しているんですよ。つまり半畳で座禅をし、寝る時は布団を半分に折りたたみ紐で結んで、寝袋のようにして中に入る・・・という仕組み。起床は朝の4時。長い人は10年くらい修行しているらしいですが、考えただけで気が遠くなります。

瓦修理のための募金を募っていたので、思わず寄付してしまいました。何の予備知識も持たずに訪れたお寺でしたが、清廉な雲水達の姿に触れ、背筋の伸びる思いでした。日本にも禅の道を極めようとする若者がこんなにいるんだ・・・ということに感動しました。

※余談ですが、雲水たちが参拝客に映画「禅」のチラシを配っていました。さすが映画会社。永平寺にも宣伝を手伝わせるとは。