香港フィルマート2019

すっかり遅くなりましたが、2年ぶりの香港フィルマートで考えたこと。

前職時代から含めて12回目。

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初めて参加した2006年は、Forestが勤めていた会社がドラマよりも映画を買い付けていた時代。

ミーティング相手もほぼ、香港、台湾、韓国の映画配給社でした。

少しづつ韓国ドラマは買い始めていたものの、中国ドラマの買い付けは皆無。

と言うより、中国のドラマ制作会社や配信事業社(いわゆるIQIYI, YOUKU, Tencentなど)は存在すらしていなかった。

13年も時が流れると、新しい会社もできる、人も変わる、異動する…というわけで、すっかりForetsも年寄りの仲間入りだなあ〜と思わざるを得ない。

2018年1月に今の会社に転職し、「バイヤーからセラー」への道を歩もうとしたのですが、(というか、今でもセラーですが!)前職のキャリアを活かした動きも期待されており、今回のお務めはバイヤー業務。

「儲かりそうな中国ドラマはないかな〜」と目を凝らして情報収集することでした。

 

本当に久しぶりに(と言っても昨年12月のシンガポールマーケット以来だから、3ヶ月くらいなんだけど)中国、台湾、香港のクライアントと再会し、「もう私たち10年近くの知り合いなんだよね」という会話を交わせるのが、なんと幸せなことかと実感しました。

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もちろん「金の切れ目がなんとやら」で、仕事抜きに我々の関係は成り立たないけど、何かというと助けてくれたり、情報をくれたり、あるいは頼られたり・・・という間柄を構築するのは一朝一夕ではいかない。

 

最前線でバリバリと仕事をさせてくれた前職の環境に感謝しつつ、この人脈を絶やすまい、この人脈で仕事をしていくのだ!という思いを強くした出張でした。

 

出張前に色々と嫌〜なこともありましたが、やはり人と話して、アジアで何が起こっているのか?をキャッチアップするのは、エキサイティングでスリリングなひと時。私は本当にSocializingが好きなんだな〜。

 

そして、香港ではお目にかかれなくなった方々のことも思い出します。

その一人が某映画配給会社の社長。

香港の主と言ってもいいくらいの超ベテラン&重鎮で、いつも夕方になると会場横のホテル「ハーバービュールネッサンス」のバーで、一杯傾けていらっしゃった。

 

2011年の東日本大震災直後のフィルマート、日本の会社が次々と参加を見送る中、たった一人で派遣されたForestを気にかけて、3日間、毎晩豪勢なディナーをご馳走になったことは忘れられない思い出。

恐縮するForestに「なに遠慮しているんだ!俺たちはファミリーみたいなもんだろう!」と温かいお言葉をかけてくれたH社長、今どうされているのかな〜?

お元気でいらっしゃることを祈ります。

 

…と、様々な思いが去来し、また新たな活力が生み出された香港でした。