続いては「ファントム」
飽きもせず、再びやってきましたミュージカル鑑賞。
今宵の演目は「ファントム」。
旅行中とあって観られる演目も限られているのですが、この「ファントム」は翌日が千秋楽。12月〜3ヶ月にもわたって続いていた公演の集大成ということで、きっと内容も相当出来上がっているだろう。。。という期待を胸にやってきたのは、おなじみの忠武アートセンター大ホール。
リニューアルしたとあって、ガラス張りの近代的なホールに生まれ変わっていました。
一人で、そして友人を連れて。。。と幾度となく足を運んだ思い出のホール。
再訪できて感激もひとしおです。
「ファントム」は世界的に有名な「オペラ座の怪人」と同じくガストン・ルルーの小説「オペラ座の怪人」を元にしながらも、アプローチや内容は全く異なります。
やはり韓国ミュージカルの醍醐味は、こういう大劇場で行われる海外ミュージカルのローカライズにあり。
以前から友人たちに「Forestは”大劇場ガール”だから!」と言われていましたが、そうなんです。俳優たちの息遣いが聞こえるくらいの小劇場空間で繰り広げられる、韓国のオリジナルミュージカルも良いのですが、彼らの声量やドラマチックな演技力が発揮されるのは、何といっても海外産の大劇場ミュージカルなのですよね、「エリザベート」「レベッカ」「モーツァルト!」「ジキハイ」「ラマンチャ」しかり。
どれもこれも、Forestの大好物ミュージカルです。
さて、本日はソウル大学声楽科卒、数々の国際コンクールなどで受賞しているエリート声楽家Kaiのファントム。
今回の「ファントム」はイム・テギョン、チョン・ソンファ、そしてKaiのトリプルキャストでしたが、はい。わたくし、もちろん顔で選ばせて頂きました(笑)。
といっても、ファントム役は最後までずっと仮面被ってるので、顔はともかく歌がうまければいいのだ!ということに上演中に気づいてしまいましたが・・・。
一人で観ていたこともあり、実は鑑賞中もいろんなことが頭をよぎって、いまいち集中できなかった。2012年、韓国に派遣されて住み始めた時、一番最初に来たのがこの劇場で、ユノ(東方神起の)の「光化門恋歌」観たなあ〜とか、アミューズの大里会長の韓国ミュージカル講演聞いたのもここだったなあとか、あの時と違う会社で今は働いているんだなあ〜とか、思い出やら、追憶やら、現状についての考察やら。。。
集中できなくてすいません、Kai君。
しかも、最後までEXOのKaiと間違えていた…とは、お恥ずかしくて言えません!
ちなみにこちらがミュージカル歌手のKai。
こっちがEXOのカイ。
間違えようがないわ。。。
私は「オペラ座の怪人」よりも「ファントム」の心理に迫る本作の方が個人的には好みですね。日本でも2004年に初演された宝塚はもちろん、2008年、2010年の大沢たかお版を皮切りに2014年、2019年と城田優版で上演が続いています。
驚きなのは、2010年は大沢たかお&杏が主役なんですよね。
今やこの時の舞台を観た方は激レアさんです。
なんかミュージカルの感想とは逸れてしまったけど、まあいいか。
最後に、忠武アートセンターのある「新堂(シンダン)」は数々のトッポキ屋さんが軒を連ねるトッポキタウンとしても有名な街。
Forestもミュージカル鑑賞前にトッポキでお腹いっぱいにしてから臨みました。
韓国の国民食とも言えるトッポキですが、実はForestにはおやつ(間食)にしか感じられず、あまりありがたみを感じるメニューではないのだ。
しかし、安くお腹を満たすことができるということで、今も変わらず特に学生には大人気メニューなようです。
シンダンに行かれる際にはぜひ、ご賞味ください!