「肩ごしの恋人」

直木賞受賞作。韓国で映画化、日本ではドラマ化されましたよね。

「読みやすそうだなあ。」と思いつつ、それゆえにいつでも読める・・・となかなか手が伸びなかった。

土曜日の数時間で完読!読む時間の早さに比して、やっぱり底の深い話ではなかったな。

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27歳という年齢で、もうオバサンの域に入ってるような言動を繰り返す、主人公のるり子と萌。

まあ結局、二人ともいい女なわけですよ。だから男も切らさない。

負け犬の私から見ると、到底共感できないような生活を送ってるわけです。

この時点で、なんとな~く、この本が遠のいていきました。

どっちかと言うともちろん、萌の方に感情移入できたかなあ。

しかし、まだまだこの二人は若いんだから、もっと自分の可能性を信じて羽ばたいてほしいもんですよ。(←既にこの時点でオバサンの意見だ・・・汗。)

直木賞って大衆文学に与えられる賞なんですけど、この程度の小説にも受賞の栄冠が輝くのね。私にも書ける?な~んて、短絡的に考えちゃったりしましたね。(実は小学生の時の夢は「直木賞作家」でした。)