「おくりびと」★★★★☆

遅ればせながら、凱旋上映をしていた「おくりびと」をやっと鑑賞。もうDVDが出てるっつ~の!しかも、祝日に行ったものだから、アカデミー会員証が使えず。超久しぶりに1800円払ってしまいました。

おくりびと

メディアで散々取り上げられたので、細かい説明は省いてと。

ともにもかくにも、この映画は山崎努のすごさが際立ちます。原作に惚れこんでから、10年近くをかけて映画化を実現した、モックン(と敢えて呼ばせて頂きますが)の熱意は評価できます。が、悲しいかな。俳優としては普通もしくはそれ以下の演技力しかない彼。その妻の広末などは、コメントにも値しません。この2人が主役である以上、山崎努に頼るしかないでしょう。彼の佇まい、セリフの間合い、発生の良さ、圧倒的な存在感なくして、アカデミー賞受賞はなかったかも(?)

テーマは重たいですが、コミカルな要素も取り入れて、万人が構えずに見られる極上のエンタテインメントに仕上がっています。つまり観客を選ばない、非常に大衆向きの映画です。何度も見たくはないけど、人生の節目、節目にに思い出しそうな・・・。

モックンは演技力はないけど、精悍なルックスで好感が持てます。しかしなあ~。広末しかいなかったんだろうか?彼女が出てくるたびに「いらっ!」とさせられました。何であんなにクネクネしてるんですかね?あ~、思い出すだけでイライラしてきました(笑)。そう言えば、アカデミー賞受賞した時も、ステージ上でクネクネしてたな~。もう病気ですね。