酒蔵見学!
温泉からの帰り道、同行した友人の大学時代の先輩が後を継いでいる「渡邊佐平商店」に立ち寄ることに。
さすが創業天保13年(1842年)の老舗。
100年以上の歴史を持つ古い店舗は、流石の貫禄です。
何でも東京から日帰り旅行できる立地条件のため、ハトバスツアーと始めとする団体客が年間で約1万にも訪れるとか。
酒蔵には、日本語の横に英語も併記され、外国人観光客には英語でガイドをされるそうです。
東京で3年間のサラリーマン生活を経てから家業を継がれた先輩。
ホームページを開設したのも先輩ご夫妻ということで、老舗の味を守りつつ若い世代ならではのアイディアで顧客の幅を広げているご様子。
お見事です。
これは見学させて頂いた酒蔵にあった酒樽。「落ちると死ぬよ~」と脅されました(汗)。
日本酒を始めとするアルコールの消費量は1973年(私の生まれた年ですね)を境に、下降の一途を辿っているんだとか。
昔は仕事の後の楽しみと言えば、日本酒で一杯・・・という選択肢くらいしかなかったのが、様々な娯楽が登場し、お酒を楽しむ時間やお金を他の事に費やす人が増えてきたのが、その一因だそうです。
生き残りのために、色々な知恵を絞られている先輩。
年間364日(一応、元旦はお休みらしい)働いているとのことでしたが、その言葉とおり、我々の伺った12月30日もひっきりなしにご近所の方々が、試飲&お買い物に来られていました。
お酒は生き物、1年中目が離せない大変な嗜好品です。心して頂かなくてはね。