「テラビシアにかける橋」★★★★☆

久々に映画観て泣きました~。「河童のクゥと夏休み」以来の涙。悲しい、でも本当に心が洗われる作品です。

テラビシアにかける橋

原作はアメリカでは小学生が必ず読まされるという、児童文学だそう。家では4人姉妹と家計の心配ばかりしている両親に囲まれて、何となく居場所がなく、学校ではいじめられっ子のジェス。一人で絵を描くことが心の慰めだった彼の前に、空想力豊かな不思議少女レスリーが転校生として現れる。家が隣り同志だった2人はやがて心を通わし、空想の国「テラビシア」を作っていくのです。

このレビューを書きながらも思い出し泣きしそう~。ポジティブで明るくて可愛くて、そして何より素晴らしい想像力を持っているレスリー。彼女の笑顔がこの映画の全てです。「心の目を開いて」・・・レスリーの名セリフですが、気持ちの持ち方一つで自分を変えられるということに気づいて、ジェスは強くなっていくのです。

2人の秘密の国、テラビシア。ここで絵を描いたり、おやつを食べたり、色々なことを話したり。毎日、こんな所で心の通じ合う友達と過ごせたらどんなに楽しいだろうな~。今後ジェスが生きていく上でレスリーと過ごした時間はかけがえのない宝物になるに違いないでしょうね。

レスリーの笑顔とジェスの成長ぶりに、大の大人である私が勇気をもらったような気がしました。それにしても泣ける映画でした。