「ビー・デビル」★★☆☆☆
本日2作目は韓国映画。
キム・ギドク監督の元で助監督を務めていたチャン・チョルス氏の長編第一作。
このビジュアルからもお分りの通り、それはそれは壮絶なスプラッター劇だったわけです(涙)。
キム・ギドクに薫陶を受けてるってことで、きっと正視しかねるシーンも多いんだろうな~という予想は見事に的中。途中退席する人たちもチラホラ。特にラスト30分は、執拗に続く残虐な殺人シーンにForestも殆ど目をつぶってる状態でした。(ついでに耳も塞いでおりました^^;)
ソウルで女性暴行事件を目撃したにも関わらず、容疑者を特定する情報を警察に与えなかった女性。
ストレスで仕事をミスすると上司から休暇を取るよう言い渡されます。
そこで幼い頃に祖父母と過ごした離島に行くことに。
まさか想像を絶する地獄が待ち構えているとは知らずに…。
あ~、とにもかくにも不快きわまりない映画だった!
「離島」という設定だけでも、隔離された人間達が狂っていく様は容易に想像できるのですが、いかんせん暴力シーンが長すぎた!
特に子供が死ぬシーンでは、会場から「!!!」的なざわめきが起こりました(涙)
Forest、ギドクは嫌いじゃないです。
なぜなら彼の映画は単に暴力的なだけでなくて、信仰とか赦しとか、そんなものを感じさせてくれるから。
チャン・チョルス監督、この作品を通じて何を訴えたかったのか?
伝わってこなかったな。
メッセージはあるんだろうけど、不必要で不快なシーンが多すぎたために、観客には届かなかったかも。
既に日本での劇場公開が決まっている本作!
間違いなくR18だと思うけど、ヒットして欲しいタイプの映画じゃないですね~、正直。
監督はまだ若く、才能がある方のようなので次回作に期待します。
それにしても、主人公の幼馴染のボクナムを演じた女優。
俳優魂を感じました。すごい根性です。
きっと親・親戚には反対されただろうな~、この役…。もしくは、これをきっかけに縁が切れてしまったかも?
それくらい衝撃の役どころなんですよ~。
あ~、折角の休日をこの映画で終えたくなかった!というわけで、これから「検事プリンセス」見ちゃおうっと。