「しあわせの隠れ場所」★★★★☆
祝!サンドラ・ブロック、アカデミー主演女優賞受賞!ということで、ちょっとオマケの★4つ。
何気にこういう「ザ・アメリカン・ドリーム」的な話、大好きです。
スラム育ちで母親はヤク中という、正にどこの馬の骨だか分からない少年(と言っても2メートル近い巨漢)マイケルを家に招き入れ、おまけに法的後見人にまでなってしまったという、私もお目に掛かりたいくらい心の広い女性…こんな財力も心も豊かな人が、アメリカにはいるんだな~としみじみ。
日本では、なかなか成立しないお話ですよね。
しかも偏見の激しいアメリカ南部。黒人の少年を何の先入観もなく受け入れる…って、いくらお金持ちでも簡単に出来ることじゃありません。
印象に残ったのは、サンドラ・ブロック演じるヒロイン、リー・アンが、自分の気持ちに正直な決断を次々と下していくこと。
迷った時は夫に相談もするけれど、自分の決断を確認するための行為。
それを分かっていて、「あの顔は何かを決めた時の表情だ」と笑うご主人が、と~っても素敵!
何て理解のある家族なんでしょ~。
あれだけ偏見のない母親に育てられたから、子供2人もマイケルを自然に受け止めたんでしょうね。
最初から最後まで、こんな幸せな気分でいられる映画って久しぶりでした。
それにしても、人との出会いで人生って大いに変わるんですよね。
マイケルとリー・アンの出会いは究極的なものですが、生きていく上で何よりも大切なのは、良い出会いと導きを得ることだと強く感じました。
私も良い出会いを重ねていきたいものです。