「過速スキャンダル」★★★☆☆

韓国で歴代6位の興行成績を記録した大ヒットコメディ！

MovieWalkerのレビューが、平均4つ☆超えという高得点。

「笑って、泣ける！」という触れ込みだったので、かなり期待度大で臨みました。

「過速」とは、韓国では「スピード違反」を意味し、転じて「出来ちゃった結婚」を差す俗語としても使われています。タイトルからお察し頂ける様に、15歳で（知らぬ間に）子供を孕ませてしまった主人公の元に、これまた16歳で子供を産んでしまった娘が孫を連れて現れたから、さあ大変～というストーリー。

子供が成長してから、父親を訪ねてビックリさせる…という設定は、さほど珍しくありませんが、今回は30代半ばにして孫までできちゃった！という斬新さが見もの。

孫を演じて一躍人気者になったソクヒョン君。映画出演当時6歳ですが、CMにバラエティにと引っ張りだこ。

彼のこの表情がホント、韓国では大流行しました。

小憎らしくも何とも言えず愛らしい！

独身貴族を満喫していたチャ・テヒョン演じる人気DJが、突然の娘＆孫の出現に戸惑いながらも、徐々に心を通わせていく様は、想像の範疇を超えないのですが、それでもなお感動的。

それにしても娘役のパク・ボヨン。吹替えなしで歌ってるのだろうか？

聴いてるだけで胸が熱くなり、涙が出てくるような…そんな素晴らしい歌声を披露しています。

救いようのない暗さに彩られている韓国映画が多い中、一服の清涼剤のような作品でした。

こういうハートフルコメディも、韓国のお家芸だった気がするんだけどな～。

もっともっと、明るくて、そして万人を感動させるような映画を作ってもらいたいもんです。