「カールじいさんの空飛ぶ家」★★★☆☆

3D上映に惹かれて映画館へ。これはDVDで観ちゃダメでしょ!

立派な3Dメガメを入り口で渡されると、何だかディズニーランド気分♪

どんな映像が飛び出すのか?期待が高まります~。

場内は、なぜか中高年の女性2人組が多く、Forestの後ろのおば様方も「メガネの上にコレかけるの?」とか大騒ぎしてました…。

カールじいさんと奥さんのエリーの仲良しぶりが可愛くって!子供の時に出会ってから、エリーに先立たれるまでがスピーディーに描かれるのですが、なんとForest、それだけで泣いちゃいましたよ~。

カールじいさん2

活発なエリーと、どちらかというと内向的でおとなしいカール。お似合いのカップルだったんだよね~。一人残されたカールが不憫で…。

が、じいさんは家に風船をくっつけて、エリーの憧れの場所---南米のパラダイス・フォールを目指す旅に出るのだ!しかし、家ごと運べるほどの風船って、どれくらいの数なのよ?っていうツッコミは置いておいて。ここは純粋にファンタジーとして観るのがお約束ですね。

カールじいさん1

ありえん!

前半、エリーとの描写が心温まりすぎて、冒険に出かけて以降、偶然に家にくっ付いてきちゃった子供・ラッセルとの掛け合いなど、ちょっと飽きちゃったかな~。「ファインディング・ニモ」「モンスターズ・インク」の方がストーリー運びは優っていましたね。

で、肝心の3Dなのですが、この作品だとあまり飛び出す感がなくって、わざわざ3Dにしなくても良かったかも。予告で流れたティム・バートンの「アリス・イン・ワンダーランド」の3Dの方がスゴかった!自分がアリスの世界にいるみたいでした。早く観たいですね~。

ま、初めて観たフル3D映画として、心に刻んでおきます、ハイ。

でもエリーの残したメッセージ---「新しい冒険に出発して」---は良かったな。

この映画では、新しい冒険に旅立つ勇気を持てる人、かつての栄光やプライドを捨てられず、過去の中で生きている人---という2種の老人が出てくるんですね。

カールは冒険に旅立ったからこそ、新しい人生の1ページを開けたんだな~と。Forestにもいい教訓になりました。