「ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式」★★★★☆

暑さでバテバテではありましたが、たま~に映画鑑賞はしていたんですよ!と言っても職場から近い六本木でやっている手近な作品を選んでいるきらいが・・・。全く期待していなかった本作、思わぬ見つけモノとなりました♪こういう嬉しい裏切りがあるから、映画鑑賞は止められないな~。

おかしなお葬式

イギリスのある街で今しもハウエルズ家のお葬式が執り行われようとしています。必死に喪主としての務めを果そうとする長男ダニエル。しかし、お葬式に集まった親戚、縁者、それぞれがとんでもない騒動を引き起こしていく・・・。

最初から最後まで笑いっぱなしの90分。イギリスらしいシニカルなユーモアがたっぷりのブラコメに仕上がっています。スペイン人とおぼしき団体がなぜか客席にいたのですが、彼らの大袈裟なウケっぷりにはちょっと引いちゃいました(笑)。「そんなに可笑しいか?」みたいな。日本人は可笑しさも静かに受け止めるんですよね。

誰も知ってる俳優さんも出てないし、大掛かりなCGもロケもないのですが、脚本の妙と出演者の熱演でこんな楽しい映画になるんだね~。お葬式にはあるまじき自体が次々と起こって、どうなっちゃうの~?と思うのですが、最後きちんと大団円を迎えるんです。ちょっとホロリとするような、鑑賞後に何とも爽やかな気分になる快作です。イギリス映画いいね~。監督は「セサミストリート」のキャラクターを作ったりしていた鬼才のフランク・オズ。次回作に期待しちゃいます。