「映画は映画だ」★★★★☆

韓国映画を日本で観るのは、何だか久しぶりの気がします。大好きな俳優ソ・ジソプが初日舞台挨拶に登場~ということで、行ってきました!鬼才キム・ギドクが製作を手掛けた「映画は映画だ」@新宿ミラノ

eiga wa eiga da

「俳優になりたいヤクザ(ガンペ)とヤクザみたいな俳優(スタ)が、本気で殴りあうことを条件に映画で共演を果す」というお話。

これがね~、予想以上に面白かった!ソ・ジソプ、カン・ジファンという日本でも人気のいわゆる「韓流スター」を主役に迎えながらも、アイドル映画には程遠い、骨太な作品。特にエンディング、二人の顔が判別できなくなるほど、泥まみれになって殴りあうシーンは、延々5分もあったかな?「良くやった!」と2人を誉めたくなりましたね。後から雑誌などでリサーチしたところ、もれなく2人ともこのシーンで負傷したそうです・・・。骨にヒビが入り、全身がアザまみれだったとか。そりゃそうだろうな。

カン・ジファンも素晴らしいのですが、やはりジソプ!彼の目力と狂気に満ちた演技が凄すぎて、完全に喰われてしまってます。あれだけ目で語れる俳優は稀有ですね。

ラスト、タイトルの意味がやっと分かった気持ちになりました。思わず「が~ん」と頭を殴られたような。「ああ、こういうことだったのか・・・」というショック。久々に良い韓国映画を観たな~。

上映後に映画で演じたガンペさながらに、真っ黒なスーツで登場したソ・ジソプ。叫びました、私。う~ん、楽しい♪これこそ韓流ファンが一度味わったら止められない昂揚感なのかも。今回の来日は日帰りとか。ドラマの撮影真っ只中だから激忙しいはず。お身体大切にね~、ジソパー。