「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」★★★☆☆

13部門もノミネートされていたのに、主要部門で全滅。“アカデミー賞最大の敗者”と言われた本作。

ベンジャミン

167分という長尺も気になり、なかなか足が向かなかったのですが、ここは意を決して(何でやねん?)観て参りました。

感想はたった一言。

「ホントに数奇な人生だね~、ベンジャミン・バトン」

だってひたすらベンジャミン・バトンの数奇な人生が、運命の女性デイジーとの出会いと別れを繰り返しながら淡々と描かれるだけ。

2人は歳が近いんだけど、ベンジャミンは若返り、デイジーは普通に年取っていくから、2人の年齢が最も近づくのは40前半のみ。その時の写真が上のものです。「2人の姿を覚えていよう」というベンジャミンの言葉で、鏡に姿を映し出す2人・・・。

この後、ブラピはどんどん若返っていって、最後には赤ちゃんになるんだけど(笑)、20代くらいを演じたブラピの美しいこと!「リバー・ランズ・スルー・イット」「ジョー・ブラックをよろしく」を彷彿とさせるキラキラ感でした。

しかし、彼は作品に恵まれないというか、ブラピの映画ってやたらと長いんだけど、「So what?!(で、だから何)」的なものが多いんですよね。

但し、167分の間、全くは退屈はしなかったな。それなりに観客の興味は引っ張るストーリーだったんでしょうかね?私は「いつブラピが若返って、カッコいい姿を晒してくれるんだろう?」ってやきもきしちゃいましたよ。だって最初はず~っと、しわしわのお爺さんなんだもん。