「チェンジリング」★★★☆☆

クリント・イーストウッド監督&アンジェリーナ・ジョリー主演による感動のミステリー・ドラマ。1920年代の実話を映画化。5ヶ月の失踪ののち保護され帰ってきた幼い息子が別人だったことから、本物の我が子を取り戻すため、捜査ミスを犯したロス警察の非道な圧力に屈することなく真実を追及していくシングルマザーの長きに渡る孤独な闘い・・・。

チェンジリング

私はイーストウッド作品が結構好きですね。独特の雰囲気があって。悲劇的な結末を迎えることが多いのが特徴だけど、「チェンジリング」のラストには希望を感じました。

しかし、いくら5ヶ月ぶりだとは言え、全くの別人を「ほら、これがあなたの息子だよ~」と無理やりあてがうロス警察・・・。あまりにメチャクチャです。で、警察の失態を暴こうとした母親を「精神異常」として今度は病院に押し込める。恐ろしい話ですな。これが1920年代のアメリカとは。

ところどころ話が端折られており、やや説明不足の感があったのと、アンジェリーナの演技力不足で、それほど評価は高くないですね~。彼女のボッテリした唇が画面に大写しになると、そこだけ見ちゃうんですよ。なんか顔のパーツパーツがでかすぎ。決して綺麗な女優じゃないよね。過去の出演作も心に残るもの一切ないし、あんまり好きじゃないんだよね~。

映画中でリフレインされるイーストウッド監督本人による音楽だけは、今でも頭に残っています。何よりも映画の雰囲気を体現しているものが音楽だったかも。