「ブロークン・イングリッシュ」

ジョン・カサヴェテスジーナ・ローランズの次女ゾーイ、初監督作品。恋を諦めかけた30代半ばの女性に突然訪れたロマンスの行方は・・・?

ブロークン
主人公ノラと同世代・・・ということで、共感しまくりの内容かと思いきや、そうでもなかったな。まずノーラが仕事を舐めてるね。一流のデザイナーホテルで働いているという設定なのだけど、もう全然やる気のない彼女。職場に友達が来てダベってたり、客である俳優と酔った勢いで一夜を共にしたり(それも自分が勤めているホテルでだよ!)、コンサバティブな私からすると信じられない行動の数々。やはり、日常の細々としたことを大事にできない人間に幸せは来ないね。(自分への戒めも込めて!)

さて、そんな人生を愁いているノラがパーティーが偶然に出会うフレンチガイがジュリアン。彼はとにかく情熱的!会ったその日から2人は付き合い出すのだけど、旅行でちょっとNYに寄っただけのジュリアンには帰国の日が迫っていた。さあ、2人はどうする!?

こんなカッコいい&可愛い&情熱的なフランス人彼氏がいたら、仕事とがすぐ辞めてパリに行くね。もう迷ってる暇はないでしょう。でも、会って数日のジュリアンをそこまでの存在と思えないノラの気持も良く分かる!しかし、人生には時に「こんな決断を自分が下すなんて!」というくらいの英断が必要なのかも知れません。平凡な自分もドラマの主人公になれるかも?そんな気持を抱かしてくれる作品でした。やはりパリはNYよりもずっと恋人たちが似合う街ですな。