K-20(TWENTY) 怪人二十面相・伝

これも年末に観た一本。何気に金城武好きな私。しかし「レッドクリフ」では中国語、こちらでは日本語・・・と大活躍ですね。ホントに彼は日本(あるいは台湾)が誇るワールドクラスのスターだと思いますよ。

さて物語は第二次世界大戦を回避し、華族制度が残る極端な階級社会となってしまった日本を舞台に、怪人二十面相の濡れ衣を着せられたサーカス団員の平吉=金城君が、汚名を晴らすために真の二十面相を探す・・・というもの。

ユーザーレビューがどれも高評価だったので、期待していたのですが、結果はう~ん。不要なシーンが多い。物語の運びが緩慢。2時間超えの尺でしたが、これ、1時間半に編集できるでしょう。

テレビドラマに慣れた人たちには、この程度の適度なエンタメ感がちょうどいいのかな~。それにしても日本の観客の観る目が落ちてきていることを感じずにはいられませんでしたね。

さらに明智小五郎がなんで仲村トオル?!他にいなかったんかい!?とツッコミたくなりますよね。まだ椎名桔平の方がハマる気がする。一緒に観た友人は、映画の途中から「仲村トオルの肩幅が狭いのが気になって映画に集中できなかった」とか。それもどうかと思うけどね。

DVDでどうでもいいシーンを早回ししつつ観るにはちょうどいい映画かな。(って、ひどい言い草ですが)但し、金城君の美しいお顔を大画面で堪能するという醍醐味は映画館ならではのものでした。