「パリ、恋人たちの2日間」
1ヶ月ぶりの更新です。旅行したり、会社の組織が変わったりで、心身ともに落ち着かず、休日までPCに向かう元気が出ませんでした・・・。正直、今もかなりしんどいのですが、観た映画を忘れていってしまうのも勿体無いなあと思って。
パリという街も、ジュリー・デルピーという女優さんも大好き。
彼女が監督・主演・脚本・音楽までを担当し、生まれ故郷であるパリを描いた作品ということで期待は高まります。
1969年生まれというから、もう39歳か。「恋人までの距離」の時は、可愛かったのにな~。残念ながらジュリーは老けていました…。西欧人って、もともと老けてる顔立ちもあるけど、陽に当たりすぎで肌がボロボロになっちゃうのですよね。シミ&そばかすも余り気にしないし。
アメリカ人の彼氏と、ぶっちゃけた彼女の両親や元彼たちとのカルチャーギャップが、マシンガントークのような会話で「これでもか!」と描かれます。「ホントにフランス人ってこんな感じなの?」という大袈裟な描写もあるんだけど、途中までは楽しめました。
が、2/3過ぎた辺りで、いきなり失速するんですよ。なんだか「ガクッ」とテンションが下がるんですね。最後もそのまま無理やり終わらせた感が…。
初監督作ということですが、ジュリーさんが才能溢れる映画人であることは確かなので、次回作に期待。アメリカに長く住むフランス人という自分のアイデンティテイを軸にした、カルチャーギャップ的なお話はもう作れないだろうから、テーマ選びが重要になりますね。でもいつまでもそこに噛り付いていちゃダメなんだろうな。それから、この映画を観て思ったこと。それはジュリーさんは、かなりアメリカナイズされてしまったフランス人なんだろうな~ということでした。