「最高の人生の見つけ方」

出張から帰ってきて、まず映画を観ることを思い立った。4日間溜まりに溜まったストレスを、映画で解消するぜ~。でも、今って大して観たいものやってないんだなあ。疲れていたので、感動系をチョイス。

最高の人生

監督ロブ・ライナー、主演モーガン・フリーマンジャック・ニコルソンときたら、どんな陳腐なストーリーでも、及第点以上の出来になることは保証済。安心して観ることができた。

余命半年を宣告された2人の老人。大富豪と自動車整備工・・・と今まで歩んできた人生も、性格も全く異なる2人が病院で偶然同室になり、最後の時間でやり残したことをする・・・というストーリー。

気前の良い大富豪と意気投合するなんてラッキ~なお話だけど、モーガン・フリーマン演じる自動車整備工のオヤジも味わい深いんだよね。わがまま放題、口を開けば毒しか吐かないようなジャック・ニコルソンに対して、全く動じるところがない。誰に対しても態度が変わらないんです。彼のこういうところが気に入って、大富豪も世界旅行に連れ出したんじゃないかな。

私も「棺おけリスト」(死ぬまでにやりたいことリスト)でも作っておくか。この世の中、明日は何が起こるか分からないから。

映画を観ながら、なぜか初めて観たモーガン・フリーマンの出演作「ドライビング・ミス・デイジー」を思い出した。中学の修養会(母校はプロテスタント系だったので、キリスト教について勉強する修学旅行が定期的に行われていた。)でこの映画を学年みんなで観たんだよなあ。当時50歳だったフリーマン。その後20年に渡って第一線で活躍してるっていうことに感服。彼の優しさと厳しさを湛えた、何ともいえない瞳は、ホントにスクリーン映えするな。