「バンテージ・ポイント」

今日は映画鑑賞の日!というわけで2本目はこちら。特に注目していなかったのですが、90分という短尺とネットでのレビューがかなり良かったので。

大統領狙撃事件の意外な真実を映し出すサスペンス・アクション。 サミット出席のためスペインを訪れた米国大統領が、広場での演説中に何者かに狙撃された。シークレット・サービスのバーンズは、観光客やテレビクルーから手がかりを入手し、事件の真相に迫っていく。

バンテージ・ポイント

現場に居合わせた目撃者8人の視点で事件をリピートする、という斬新な手法が取られています。つまり1人のエピソードが終わると、また昼の12時・・・事件の起こる直前の時刻まで映像が巻き戻され、今度は別の人物の目線から同じ事件が描かれるという仕組み。

観ている内に「24」を思い出したのですが、ちょっと違いますね。あちらは事件をリバースせずに、逆に現実と同じタイムスピードで進行させる手法ですから。

90分という短い時間の中に、良くこれだけの要素を入れ込んだものです。キッチリと綺麗にまとまっている、非常にハリウッドらしい映画の作りだなあと。ちょっと納得いかない点や、「人が死にすぎだろう!?」と突っ込みたくなる部分もありましたが、映像のリバースなんて映画でしかできない見せ方ですからね。脚本と企画は素晴らしいと思います。でもDVDで良かったかなあ。年を追うごとに映画に対しての感動や驚きが薄れているような気が・・・。高校生の時にこれを観たら、えらい感動したと思うんですけどね。