「アース」★★★☆☆
最近、仕事でミスを冒したり、上司に呼び出されて意味不明な説教を受けるなどストレス続き。おまけに残業で連日22時過ぎ退社という生活を送ってれば、そりゃあ気持ちも荒むというもの。
「シンプルに生きる動物たちの姿を見て、癒されたい!」ということで、英国が誇る国営放送局BBCのNHU(ナチュラル・ヒストリー・ユニット)が製作した「アース」を鑑賞。
ヒットしてるんですってね、この映画。
最近、ドキュ流行というか、自然及び地球環境に人々の目が向いてきている気がします。
製作5年、ロケ地は世界200カ国以上…という気が遠くなるような年月をかけて撮影された「アース。「どうやって撮ったの?!」という驚異的な映像の連続です。
印象的だったのは、這うように低い角度で地面を蹴りながら獲物を追う、チーター。
追われるカモシカも必死に逃げるのですが、足をとられて転んでしまう。
う~ん。これぞ「弱肉強食」絵巻ですよ!
ゾウ専門のハンターというライオン集団にも驚きました。1対1ではライオンはゾウの敵ではない。が、10頭単位で中背のゾウにぶら下がり、何度も何度もアタックする彼らの執拗さ!
どうも個人的に水中の生き物より、「喰うか、喰われるか」という切迫した状況の中で生きている野生動物の生態に興味があるみたいです…。
しかし北極の氷が溶けて、北極クマのアザラシ狩りに影響が及んでいるとは!
餌を求めて一人さ迷い歩き、最後は力尽きて餓死に至る・・・その姿は本当に切なかった。
おかげ様で鑑賞後は気分もすっきり!
世界にはまだまだ未知なる生物や場所がありますね。
実際に旅をすることなく、それを見せてくれるのが、映像の力だと思い知りました。