「再会の街で」★★★☆☆
年末に鑑賞済だったのだけど、UPが2008年にずれ込みました。
というわけで、新年初レビューはドン・チードル&アダム・サンドラー主演の「再会の街で」。
前評判が高かったので、大いに期待して観に行ったのですが、まあ普通だったなあ。
歯科大学のフラットメイトだった2人が、卒業後10年以上を経て再会。
しかし、アダム・サンドラー演じるチャーリーは、9.11テロで妻と3人の娘を亡くしたショックから現実に背を向けて生きていた・・・。
彼に何とか立ち直ってほしいと、人も羨むキャリアと家族に恵まれたアラン(ドン・チードル)は奔走するのですが。
直前にアダム・サンドラー主演の「もしも昨日が選べたら」をDVDで観ていたので、あまりの変貌ぶりにびっくり。とても同一人物とは思えない!
ホントに芸達者な俳優さんなんですね、彼は。
2人の掛け合いも面白かったし、チャーリーがどうやって再生してくのか?興味が尽きないままラストへ。
でもアメリカってまだ5年以上前の「9.11」を国全体の傷として抱えてるんでしょうね。
国家レベルのPTSDとでも言いましょうか。
家族を不慮の事故で亡くすという設定ならば、交通事故とか、爆発事故とか色々と考えられるはずなのに、やはり「9.11」にこだわる辺りがね。
チャーリーは他でもない、アメリカそのものなんでしょう。
ラストを深読みするのならば、アメリカも立ち直りつつある・・・と言ってもいいのかな?