「ヘアスプレー」★★★☆☆

またまた気持ちの落ち込みが激しく、鑑賞後にポジティブになれる映画を…ということで「ヘアスプレー」を観てきました!

おデブちゃんのトレイシーが、そのスーパーポジティブシンキングで幸せを掴むというお話。

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この作品はジョン・ウォーターズ監督の映画(87年度)をミュージカルにリメイクし大ヒット。それを再度映画化したという流れを汲んでいます。

確かにミュージカルの方が面白いかもね。

デブな身体を物ともせずに歌い踊るトレイシーちゃん。

身体に似合わない機敏な動きが可愛らしくって微笑を誘います(笑)。

しかしこの映画の一番の見どころは、ジョン・トラボルタ演じるトレイシーのママ!「この役は男性が演じること」というのが、この作品の伝統的な掟なのだとか。

特殊メイクにより原形を留めない巨体になったトラボルタですが、その女性らしい仕草や話し方、そして素晴らしいダンス!には目が釘付けでした。

トラボルタの名演以外は、特に取り立てていうところもない普通のミュージカル映画。描かれている1960年代のボルチモアっていうのも、古臭いんですよね。人種差別がこの作品のテーマの一つですが、これもやや時代錯誤な感じが否めませんでした。

やっぱり私的なミュージカル映画NO.1は「シカゴ」なんだなあ。キャサリンのド迫力には叶わないでしょう~。