ビョン・ヨンジュ監督特集@六本木!

仲良しの通訳者Kさん姉妹と一緒に、シネマート六本木にて開催されていた「ビョン・ヨンジュ監督特集」上映へ。

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監督が一躍世間に名を馳せたドキュメンタリー映画「ナヌムの家」。

就職活動の真っ只中。どうしても観たくて、疲れた身体を引きずるようにBOX東中野に行ったな~。あれがもう11年前のことだなんて信じられない…。

「ナヌム」の日本上映は、右翼の妨害(劇場で消火器まかれてましたよね?確か。)などもあり話題になりましたが、その後「ナヌムの家2」「息づかい」の3部で一応の完結を見ます。

その後、ビョン監督は「密愛」「僕らのバレエ教室」という劇映画を製作。

今回は、監督のトークを挟みながら過去作を一挙に上映するという試みです。

実は「僕らのバレエ教室」の時、仕事の関係で監督にお目に掛かったことがあります。とっても大柄で(175センチはあるのじゃなかろうか?)勇ましい風貌なのですが、お話がとっても面白くて頭の良さが滲み出ている方です。

今回も映画上映後に登場した監督は、いきなり持っていたバッグを1列目の座席に投げつけ(笑)、ワイルドさ全開でした。

しかし「ナヌム」の第1作を撮った時、彼女はまだ20代だったんですね~。

ハルモニたちと生活を共にしながら、長期に渡って映画を撮るという忍耐力と志の高さには頭が下がります。

しかし彼女のようなパワフルな人が、韓国には一杯いるんですよね。

監督も洩れなく(?)第1作製作後に多額の借金を負ったそうですが、逆境にを撥ね退けて2作目以降を撮ってる訳ですからね。

最新作「僕らのバレエ教室」には、今をときめくイ・ジュンギ君が脇役で出てます。これは青春映画の傑作で、私の大好きな作品。劇映画にも監督の手腕が光ってます。

次回作は宮部みゆき原作の映画化とのことで、今から楽しみです。