農業実験レストラン「六本木農園」
最近、流行ってますね~。有機野菜を使ったレストラン。
メディアで紹介されてから連日予約で満席の「六本木農園」は、その代表格。
ブラブラとランチ場所を探している時に、ふと見つけた六本木路地裏の一軒家レストランが気になっていました。
夜だけの営業…ということで機会を狙っていたのですが、旧友とおよそ10年ぶり!の再会がありまして、やっと足を踏み入れることに!
外観はこんな感じ。
六本木駅から徒歩30秒とは思えない、静かな通りにひっそりと建ってます。元々はオーナーの住まいだったとか。
この日は通常の席が埋まっていたので、プラス1000円のチャージを払って、地下の「会員様専用スペース」に通して頂くことに。薄暗い階段を降りて行くと、シンプルな造りのテーブル席とカウンターが。正に隠れ家!という雰囲気。
あ、写真奥にいるのが、10年ぶりに会ったYちゃんです♪元々は、このブログの読者である毛利Yちゃんの大学同窓生であるYちゃん(ややこしいけど、2人ともYなのですよ^^;)。2人とも素晴らしいお人柄の持ち主。やはり類は友を呼ぶのね~っと納得。Yちゃん、すっごく綺麗になっていて、驚きました!
はい。ここでお店の説明を…っと。
農家を実家に持つ「農家のこせがれ」達が、農業の大切さ、楽しさ、そして実家の食材の美味しさを広げようと昨年オープンした実験レストラン。
もちろん、メニューは農家直送の新鮮野菜たち!内装と言い、コンセプトと言い、食への意識が高い女性たちが喜びそうな要素満載ですわ。
乾杯のドリンクから「みかんビール」です♪
メタボ体型を促す高カロリードリンク、ビールですら「みかん」って付くだけで、ヘルシーな飲み物に聞こえるから不思議だわ~。
お待ちかねの料理がスタート。今回は3800円のコースを。
まずは「春の"特集生産者"さん」のお野菜 塩釜焼きとグリル。
野菜本来の甘味を生かした、非常にシンプルな調理法で仕上げてます。これをお皿に敷いてある塩で頂くんです。
「野菜ってこんなに色んな味がするんだ!」ということを再確認。何も付けなくても、立派な素材の味があるんですね~。びつくり~。
二皿目は三種のお惣菜。
①大根と山菜の春満喫サラダ にんじんドレッシングかけ
②三陸の牡蠣フライ 平飼い卵のタルタル添え
③白いかぶのスープ 緑のかぶの葉ソースとともに
メニューが既にイカしてますよね~。「ただのドレッシングやタルタル、ソースじゃないよ!心してお食べ」という店側の意気を感じます。
特にかぶのスープは美味しかった!
このコースは、鍋を2種類から選べます。
その名も「緑の鍋」か「赤い鍋」!
今回は「春のお茶とはまぐりをあしらった緑の鍋」をチョイス。
「たっぷりトマト」の赤い鍋も、いつかは食べてみたいな~。
その名の通り、お茶が入ってるだけあって色は綺麗な緑です~。
お茶+ダシ汁=お茶漬け感覚でした。お茶鍋、家でもできますよ、これ!ヘルシーなこと、この上ありません。
そして〆は「桜の香りごはん」。
なんか…もう…日本人って素晴らしいですね(涙)。
桜と一緒にご飯を炊いてしまおうという、季節感を大切にするアイディア!
これほどまでに食と旬の食材にこだわり、見た目と味の両立を追及する国民はいないですよ。
日本人であることを誇りに思う瞬間です~!
ご飯と一緒にスープカレーはいかが?ってことで、サイドメニューから注文。
サラサラとしたスープと一緒だと、ご飯もガンガン食べれちゃうから不思議です。
桜の香りを楽しみながら、そして鍋のスープに入れてお茶漬け風に、またはカレーでピリリと〆る…なんと3種もの食べ方ができる優れものの鍋でした。
スタッフのサービスもフレンドリー、雰囲気も良かったですが、もっともっと味は進化するはずです。(って、何様?というお声が聞こえてきそうですが)
「リピートするほど感激した!」というメニューは特になかったかも。
折角のハイコンセプト、一軒家という好条件が揃ってるので、あとは味だけ!
そして定番メニューの開発にも励んで頂きたいと切に願います。
こんな厳しいことを言いつつも、また近々行く予定のForet。
「え!こんなところにお店が?」という驚きをプレゼントしたい時に使うお店ですね。