ライブ・イン・ブカレスト
映画「This is it」が終わってから、抜け殻のようになっていたForestですが、かねてより評判の高かったマイケル唯一のライブDVD「ライブ・イン・ブカレスト」を購入!
Forestの友人知人は良くご存知だと思うのですが、3~4年前にForestは韓国人歌手ピ(Rain)にハマっておりました。ピはマイケルをリスペクトしており、いつも「ビリー・ジーン」なんかを踊っていたものですから、「私の愛するピに、そこまで影響を与えたマイケルってすごいのね」と、韓国旅行中に「ライブ・イン・ブカレスト」を買い求めたことがあります。
が、マイケルの曲に耳なじみがなかったForestは「やっぱピの方がいいわ~」と誰かに、そのDVDをあげてしまったのですよ。アホですね~、今考えると。ピの踊りは全てマイケルの完全なるコピーであることに、「This is it」観てから気づきました・・・。お恥ずかしい限りです。
で、気を取り直して「ライブ・イン・ブカレスト」!
350万人を動員したワールド・ツアー「デンジャラス・ツアー」。1992年に行われたルーマニアの首都、ブカレストでのライブがDVD化されたものです。
なんとForestの身近にも、このデンジャラス・ツアーを観に行ったという人がチラホラいるのですよ!当時、全くマイケルに興味がなく、日本でコンサートしてたことすら無関心だったのが悔やまれる!
当時マイケル34歳ですか~。踊りも歌もキレまくり、そして時代の最先端を行くステージングで観る者の目を離しません!
が、何と言っても見ものなのは、マイケルが舞台に登場しただけで号泣、失神してしまい、次々と会場から担架に乗せられて運び出されるファンたち(笑)。せっかくの生マイケルなのに、登場した途端に倒れているファンも結構いて、「コンサート見れなかったんじゃ?」と可哀相になってしまったよ。
ルーマニアってチャウシェスクのいた国ですよね?つまり社会主義独裁が幕を閉じて、まだ3年くらいの国に、世界のスーパースター、マイケルがやってきたわけだ。そりゃあ、観客も興奮するってもんですね。彼らの熱狂ぶりも頷けますわ。
それにしても、「スムース・クリミナル」のカッコ良さったらないのよ!ゼロ・グラビティも見事に舞台上で再現。「ビリー・ジーン」も圧巻でした。
昨日からずっとこのDVDをかけっぱなしだけど、全然飽きないんですよね。不思議。
むしろ2回、3回と見るごとに新しい発見があったりして。
本当に不世出のエンターテイナーだったんだなと実感しました。
全力で踊っているバックダンサー達が目に入らないほど、マイケルの踊り、全ての身のこなしがキレキレなんです。彼にしか目が行かないのだ。
コンサートの構成は、映画とほぼ一緒でした。ということは、まさに「デンジャラス・ツアー」の再現、いやそれ以上の舞台をマイケルは目指していたはずです。そう考えると、またもや涙。
常に高みを目指してチャレンジし続ける姿勢、妥協を許さないパーフェクトニズムが、51歳の彼を突き動かしていたのでしょうね。
それにしても、あれだけ輝かしいキャリアを持ちながら、発売されているライブDVDがこれだけとは!「バッド・ツアー」「ヒストリー・ツアー」は映像化されてないのですよね。勿体無い~。それだけ希少価値のある彼のパフォーマンスをじかに見た人たちは、ホントにラッキーですね!