ニューヨーク・シティ・バレエ
映画鑑賞に並ぶ、わたくしForestの趣味はバレエ鑑賞。
英国留学中は、毎週のようにロイヤルバレエの公演に通っていたっけ。
が、日本での海外バレエ団公演はとにかく高くって、頻繁に行けないのが辛いです。超久々のバレエ鑑賞はNCB!楽しみすぎで心が躍ります~♪
Forestは、いわゆるロマン派のクラシックバレエ(「眠りの森~」や「白鳥の湖」など)が好きなので、モダンを得意とするNCBは好みじゃないはずなんですが、ジョージ・バランシンものは別格なのですよね。
彼は元々ロシアからの亡命ダンサーで、流れ流れてNYにたどり着き、NCBの前身を創設。ニューヨークにモダンの礎を築いた偉大な振付家ですが、やはりロシアの流れを汲んでいるせいか、チャイコフスキーの曲を多用したり、モダンとクラシックの中間的な振り付けだったりするところが、Forestには超ツボなんです。
特に大好きなのが「セレナーデ」と言う演目。これは、以前に「オー人事、オー人事」のCMで流れていた、誰もが知ってるチャイコのドラマチックな旋律に乗せて繰り広げられる、形式美の極み。
弦楽器の荘厳な調べがオーチャードホールに響き渡ると、既にForestは興奮と感動で涙が。。。いや~、恥ずかしながら、この曲聴くと、いつもパブロフの犬状態で、すぐに涙ぐんじゃうんですよね。
見て下さい!この一糸乱れぬダンサーたちの動き!
バランシンは「踊り手は音楽を表現する道具だ」と言ったそうですが、本当に彼の作品を見ていると「音楽を見ている」ような気分になるんです。物語の主人公になりきって感情表現をしなくてはいけないクラシックバレエとの大きな違いはそこ。
この他、「アゴン」「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」「ウェスト・サイド・ストーリー組曲」というプログラムでしたが、バレエダンサーが踊る「ウェスト・サイド」は、別に観なくても良かったかな?
改めてバランシンの踊りをもっと沢山観たくなりました。やっぱり彼がロシア人だから、チャイコやストラビンスキーの音楽をあそこまで深く解釈し、踊り手に音楽を体現させられるのだと思います。ともかく音楽の理解度がすごいんですよね。
今後来日が予定されているバレエ公演のチラシを沢山もらいましたが、どれも行きたいものばっかり。でも高い~!(涙)。今日のお席も最上階、3階右側で14000円ですからね。気軽に行けるものじゃありません。次の機会はいつ訪れのやら。節約に努めます・・・。