「ノーカントリー」

コーエン兄弟の最新作にして、今年のアカデミー作品賞受賞作ってことで、ホントはもっと早く観に行きたかったんだけど、重たい話だから足踏みしてしまっていた。

ノーカントリー

予想通りの救いようがないお話。原題が「No Country for Old Men」なんですね。まさに見終わった後、「だからこのタイトルなのか!」と膝を叩きたくなります。つまり、アメリカって国がいかに希望の持てない絶望的な状況に陥ってるか?を淡々と描いてるわけ。「なす術なく、見守るだけ」という無力感を、トミー・リー・ジョーンズ演じる老保安官が象徴してるのです。

ハビエル・バルデムの冷血殺人マシーンぶりが取り沙汰されてるけど、確かにぶっきーです。特にあのマッシュルームヘアが!彼が画面に登場するだけで、不穏な空気が流れる・・・。「殺すの?殺すの~~?」という不安が高まるのです。ま、でも誰が演じてもオイシイ役だよな。

劇場内にはこんなパネルが(笑)。

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ところでハビエルと言えば、ペネロペ・クルスの彼氏でもあり、既にプロポーズしたなどと言われてますが、2人は既に「ハモン・ハモン」で共演を果していたのだ!気になって「ハモン~」もDVD借りちゃいましたよ。ハビエル・・・こっちでも別の意味ですごかった。真っ裸で闘牛しちゃったり、屋外でペネロペちゃんとヤッちゃったり・・・と色気&フェロモンムンムンなのです。何やってもこゆいんだね、この人。