後悔---この鬱陶しいもの!

大学時代にロシア語を専攻した私には、定期的に母校から「ロシア会会報」というものが届きます。

全く勉強せず、出来るだけ学校に行かずに卒業したので、会報を受け取るなんておこがましいんですが、今回の会報には興味深いニュースがいくつかありました。

まず、ロシア語学科の教授でマヤコフスキーなどのロシア文学が専門の亀山郁夫氏が学長に就任していた!

もちろん私が在学中にも彼の授業はあったのですが、はっきり言って一回くらいしか出たことがありません…。

最近では「カラマーゾフの兄弟」新訳を完成させたり、ロシアアヴァンギャルドについての著書を発表するなどの活躍を見せる同氏は、イケメン教授としても名高く、女子学生には特に人気がありました。

彼のゼミに入って勉強していればよかった…と今さら後悔。

自分が自由に学ぶことが出来る時は、そのありがたさに気が付かない。

それが人間ってものなんですね。

ロシアアヴァンギャルドとかも、卒業してから興味を持ちましたから。

バカだな~、私って。

更に会報のページをめくると何と!同級生だったRちゃんの写真が!

なんでも国際交流基金から日本語専門家としてルーマニアに派遣されていたとかで、3年間の外地生活について語っていました。

入学当時のオリエンテーションで話して以来、仲良くしてましたが、私が仮面浪人をして1年留年したのを機に疎遠になっていました。

当時からとっても勉強家だった彼女。

在学中も専攻のロシア語以外にギリシャ語も勉強してたっけな~。

偉いよなあ~。

で、何が言いたいかというと、またまた自分の悪い癖である過去の振り返り、他人の羨望って奴がムクムクと頭をもたげてきちゃった訳です。

過去は変えられないし、他人にもなれないのは分かってるんだけど、どうにも直らないんだな~、この性格。

勉強するには時機があると思うんですね。

それを逃した人は一生後悔し続けるのかな~。

また機会があったら母校に戻りたいと、初めて思いました。

5年も在籍していた当時は、できるだけサボるように努力していたというのに。人間変わるもんですね。