人事・総務・経理も中国へ!

いや~。全然知りませんでした。この事実。

今日本では、経費削減のため、人事・総務・経理といった業務を海外にアウトソーシングする大企業が急増しているのです。

つまり、中国、マレーシア、はたまたフィリピンなどにいる外国人が、我々の交通費精算や有給申請などを処理してるわけですよ!

驚愕ですね。

偶然に見たNHKスペシャルでは、通販大手“ニッセン”が管理業務を大連の企業に委託するまでに密着。

仕事がなくなって退職を余儀なくされる人々、「中国人に管理業務ができるのか?」と懐疑的な総務部社員と上層部の軋轢などなど。

「ニッセン、ここまで見せちゃっていいの?!」というくらいのブッチャケぶりなのです。

一番驚いたのは、仕事に支障がない程度の、ほぼ完璧な日本語を操る中国人がこんなに多いんだということ。

もちろん、彼らのほとんどには留学経験などありません。

国内で勉強したのみ。

しかし、そこはアグレッシブな中国人のこと。

そんじょそこらの日本人新入社員より、よっぽど使えますね。

「お疲れ様です」から始まる日本独特のメールのやり取りなど、見事にこなす。

非の打ち所がない彼らの働きを見て、最初はアウトソーシングに嫌悪感を示していたベテラン総務も、段々と態度を変えていきます。

その上、「自分もこのままではいけない。日本人だからこそ出来る総務の業務は他にないか?」と自問した結果、“個人情報保護士”の資格に挑戦&合格。

こんな素晴らしい社員がいるなんて!

ニッセン、いい会社じゃないですか~。

何でも2015年までには、日本人40万人程度の雇用が中国に委託されるとのこと。

我々もウカウカしていられません。