「消えた天使」★★☆☆☆

インファナル・アフェア」シリーズの監督アンドリュー・ラウが、ハリウッドに渡って撮った本作。

現在公開中の「傷だらけの男たち」には少々ガックシでしたが、アジアの監督がハリウッドのサイコ・サスペンスをどう調理しているかという興味で鑑賞~。

結果は、やっぱりガックシ。

キャストも悪くないのに、どうしてこんなにつまらないのでしょうか?

脚本自体がマズいんでしょうね、これは。

リチャード・ギア演じる性犯罪者の保護監察官が、少女誘拐の謎に迫っていく内に自分の心の闇を知る…というからには、「ミイラ取りが実はミイラだった「エンゼル・ハート」的ストーリーに違いない!」と信じ込んでいた私。

全然違いました…(汗)。

アヴリル・ラヴィーンの映画初出演作としても注目(?)されてましたが、あんな役柄で良かったの?という感じ。

サイコサスペンス?

それとも退職を控えた孤独な保護官の心理に迫った人間ドラマ?

そのどちらも描ききれていない、非常に中途半端な作品だったと言わざるを得ません。(久々の辛口!)

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シネマ方丈記的教訓:

「大海への船出(ハリウッド進出)は慎重に」