バレエ鑑賞記「ドン・キホーテ」by 英国ロイヤルバレエ

バレエ好き、且つ、ものすごいリサーチ&コミュニケーション能力を持つ稀有な友人Sのおかげで、常に来日公演情報がアップデイトされ、チケットの購入までお任せしてしまっているForest。これ、冷静に考えると、彼女が情報収集、チケッティング、Forestへの連絡などに費やした時間だけでも、相当な金額に値するんじゃなかろうか?(急に焦ってきました。チケット代行業者にお願いしていたら、きっと今までの手数料は10万円を下らない気がします。)

 

バレエ鑑賞はForestのたくさんある趣味の一つ。

中でも最もお金をかけているものと言っても過言ではない。(だって、普通に海外カンパニーの来日公演は一番安い席でも1万円超えますから!)

元々は小学生の時に読んだバレエ漫画「SWAN白鳥」にハマり、読み返すこと100回以上。(いや、もう何千回読んだか知れない)。そのおかげで、クラシックからモダン、ボリショイだけじゃなく、英国ロイヤル、ハンブルグキューバモンテカルロ

ニューヨークシティバレエなどのカンパニーの振付家についても、一通り知識を得ました。

漫画と侮るなかれ!「SWAN」読んで「将来はボリショイの招聘に関わる仕事をする!」とロシア語を大学で専攻しちゃったわけですから、Forestの人生を大きく変えた作品なわけですよ。

超余談ですが、10年くらい前、転職したいな〜と思っていた時に「ダンスマンガジン」読んでたら、巻末に「SWAN」作者の有吉京子先生アシスタント募集の告知が!

しかも、彼女のオフィスは逗子マリーナと、鎌倉は材木座の実家から至便。思わず応募しちゃおうかな〜と真剣に考えてた時期もあります。

 

すぐに横道に逸れるのが、Forestのいけないところでございます。本題は「ドン・キホーテ」でした(汗)。

今まで何度となく友人Sとバレエ鑑賞してきたわけですが、面倒くさがりのForestは全然レビューをUPしていなかった。

それでは、いつ何を見たか?も分からなくなっちゃうわけで、もったいないわ〜と俄か記録をつけることにしました。

 

ロイヤルのプリンシパルになってから、初の日本凱旋公演で主演のキトリを踊るはずだった高田茜ちゃんは、残念ながら怪我で降板。(このニュースをいち早く教えてくれたのも友人S)。代打はヤスミン・ナグディ。バジルが、6月にプリンシパルに昇格したばかりのマルセリーノ・サンべ。Forestの大好きなポルトガル出身ってだけで好感度大です。「ドンキ」での活躍が評価されての昇格だったそうで、その昔、21歳でロイヤル初のアジア人男性プリンシパルに指名された熊川哲也を思い出しました。

 

舞台ではこんな凛々しい姿を見せるマルセリーノ君ですが、素顔は可愛らしい青年。

今回の「ドンキ」は2002~3年にかけてロンドンに留学し、ロイヤルバレエを見まくっていた(まさに毎週コベントガーデンに出かけていました)Forestがハマりにハマったキューバ出身のカルロス・アコスタ振り付け版。Forestと同じ歳のカルロス君もとうに引退。すでに振付家としてのキャリアを歩んでいるのね。というわけで、非常にキューバ的な「ドンキ」だったと言えるでしょう。

 

※これが若かりし日のカルロス・アコスタ。

しなやかなバネのように強靭な身体を生かした、人間離れした踊りに目が釘付けでした。キューバの貧しい家庭で育って、不良仲間から離れるために遠くのバレエ学校に通い始めたというカルロス。ロイヤルに入ってからもしばらくは素行の悪さが治らなかったらしく、そういう「ロイヤル擦れ」していない所に魅力を感じていました。彼自身が違和感を感じながら、そこにいる・・・という感覚が伝わってくるような気がして。

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肝心の「ドンキ」ですが、マルセリーノくん、頑張っていたものの、Forestのベストドンキといえば、やっぱりクマテツなのよ。ごめんね。

彼の安定感あふれる回転と、滞空時間の長い跳躍と言ったら!かなうものはありませんわ。過去も未来も、やっぱりクマテツの「ドンキ」は最高。


Tetsuya Kumakawa Don Quixote

しかし、本公演での収穫も、もちろんありました。

それは、エスパーダを演じた日本の誇るプリンシパル、平野亮一氏。

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186センチという長身を生かしたダイナミックな踊り。

舞台映えのする手足の長さを見て、「あ〜、クマテツはもう昭和の人なんだなあ」と、しみじみしてしまった(笑)。

 

しかも、この平野氏の素顔が、超Forestの好みです。

長身でムキムキしてて、そしてちょっと髭面。

大好きな韓国人アイドル(っていう歳でもないが)2PMのテギョンと似てるのがまたまたツボでした。

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こっちがテギョンね。最近、除隊したばかり。

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なんだか最後はロイヤルから韓国人アイドルの話になっちゃったけど、これからも平野亮一氏を追いかけます!

(と無理やりまとめてみた)